Logs of Daichi Misawa

20171021: log 005

Veda-Conficius Effect

Those dancing following a certain form, in the installation of Transparent Sculpture, August, 2012
Dancers, Transparent Sculpture, 2012

美意識とカルチュラリティについて、衆議院議員選挙に関連して。

ある批判されがちだった政党の一部の方が、新たに結党したところ、何らかの理由により、一定の支持を集めているようです。一部の方は、判官贔屓効果だな、って思いませんでしたか?私は思いました。判官贔屓効果とは、大雑把に述べると、信義忠孝を尽くしたように思われるが逆境に至る(源義経や忠臣蔵のような)物語に同情共感する行動、かな、と思います。もしかしたら日本人は、武士道的な物語を取り分け好む、逆に、御都合主義者や現金な人たちを意地悪な登場人物のように見なしがち、なのかもしれません。もちろん、ここは詳しい議論が必要です。

判官贔屓効果とカルチュラリティの関係について、少し、考えてみると、どうやら、実は、そのような美意識に類する、何らかの美意識を、源義経の鎌倉時代よりもっと歴史を遡ったり、あるいは江戸時代経由で現代へ下ったりして、考えることもできそうである、と思えないでしょうか。私には、古代と現代を結びつけるように、何らかのカルチュラリティの潮流を辿れそうに、思われます。その際、もしかしたら、観察されたものを「日本」等の言葉にこだわって捉えない、ことが求められるかもしれません。結果、観察された内容は、Veda-Conficius Effect や Hanasaka Effect、なんて名前がつけられる、かもしれません。

どなたか研究なさってください。その際は引用を(以下略。

美意識とカルチュラリティについて。この稿は、特定の政党を批判または支持するものではありません。


平成29年10月19日
太智